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地震で家屋が倒壊しないように大変有効な方法が耐震補強工事です。
1981年(昭和56年)に改正された建築基準法以前に建てられた建物は一般的に現行の建物に比べて耐震性が低いとされています。耐震性に不安がある場合は専門家に耐震性能を評価してもらい、必要な箇所の補強工事を行ってください。
耐震補強は建築会社によって様々な方法、種類があります。
地震発生時に倒れてきた本棚やたんすの下敷きにならないために家具を固定します。広く認知されている「つっぱり棒」や金具を使って柱や梁に固定する方法もあります。本棚は特に注意が必要です。本棚は固定していても、本が飛び出す危険性がありますので、飛び出し防止の対策もしておきましょう。
また、不安定な場所に家具を置かないこと、家具の配置の検討も大切です。
地震で水道、ガス、電気のライフラインが止まってしまった場合のために水や食料を確保しておきましょう。長期保存が可能な缶詰など、調理の必要のないものを常備しましょう。お湯が必要なインスタント麺は水とガスが必要ですから食べられない可能性もありますので注意が必要です。
地震で暖房器具が転倒し、火事になってしまわないように転倒などの異常を感知すれば自動的に運転を停止する暖房器具を選びましょう。
地震など、災害発生時をそうていした訓練を地域で行うことも大変有効です。ご近所さんを確認し合うことで万が一行方不明の場合も素早く捜索を開始できます。助け合いの気持ちを持って行動しましょう。